三度の飯より趣味積豊

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LOONA(K-POP)を扱うブログ

TOP 30 K-POP SONGS 2018 後編

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#10 GOT7 – Lullaby

奇遇にも?続いてはJYPの顔(男性版)GOT7がランクイン。個人的にもデビュー当時から注目しており、かなり贔屓目で見ていたのだが、近年に至るまではなかなか好結果に恵まれずにいた。その中で彼らの後押しに一役買ったのがこのLullaby。その独自の爽やかさと中毒性と才能の融合は、彼らをより高みへと連れて行った。国内外問わずの人気度でいうとEXOに次ぐほどには到達しただろう。そのパフォーマンスの完成度の高さも流石の一言であり、そこは年々向上している部分でもある。来年以降も、JYPの出世頭の一つとして彼らの活動には益々期待していきたい。

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#9 Red Velvet – Bad Boy

今年は豊作すぎる。何故この傑作が9位なのか理解に苦しむ。そもそもBad Boyって今年の曲だっけ!?と思わずツッコミたくなるほど今年のRed Velvetは体力が消耗するほど、積極的に活動を続けた。つまり、彼女たちの活動曲=名曲なわけだ。それほど活動されてしまってはランキングを作るのが難しくなる。また、Red Velvetはアルバムの曲も非常に洗練された曲が多く、ButterfliesやHit That Drumなどがそれだ。しかし、その甲斐もあって、近年のめまぐるしい活動は彼女たちをガールズグループのトップへと押し上げた。特に”Velvet”のコンセプトの楽曲の場合、それが顕著に表れる。その中でもBad Boyは彼女たちの代表曲でもあり、今年の曲でもあったと言えるだろう。

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#8 (G)I-DLE – LATATA

今年一番の目玉でもあった(G)I-DLE。グループデビュー前から活動していたソヨンはその類まれなる才能でK-POPファンを唸らせ、また、CUBEエンターテインメントの新人としても期待は高まっていた。そしてついにその瞬間が訪れた。そう、予想に反して、いや、予想以上に、そのデビュー曲は熱狂的な拍手と喝采で迎えられることとなった。すぐさまにチャートや音楽番組で一位を勝ち取り、続くHANNでもその勢いは衰えることを知らず、一瞬にしてスターの一グループと化した。しかも、新人らしからぬ落ち着きとカリスマ性と才能は、ルーキーというレッテルをむしり取り、ベテランの域に達しているかのようである。だが実際には21歳から18歳(現時点)で構成された若きグループであることを忘れてはならない。妖艶に変身していくのか、はたまた違うフォルムの蝶へと羽化するのか、今後も楽しみでならないし、注目せざるを得ないのは確かだ。

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#7 PENTAGON – Shine

続いては(G)I-DLEの先輩となるPENTAGON。CUBEエンターテインメント所属ながら、その足跡は何とも言えない微々たる成功を収めてきただけだった。もちろん、他にもボーイズグループの敵がたくさん存在し、今ではBTSやEXOといったK-POPの顔が障壁となっているの言うまでもない。正にアイドル戦国時代真っ只中だ。その混沌とした闇の中で一際輝いたのが今回のShine。チャート逆走で世間を賑わせたのは記憶に新しい。一度聴いたらクセになるメロディにコミカルな歌詞、思わず笑顔になってしまう明るくて愉快なパフォーマンス。凝った衣装に、つい真似してしまうユニークなダンス。明らかに今年評価を高めたグループとなった。Shineは今後の彼らの成功の礎となった。来年以降も色んな意味で注目を集めるであろうCUBEエンターテンイメント、PENTAGONも更に輝けるか、そういう意味でも注目していきたい。

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#6 BLACKPINK – DDU DU DDU DU

通称D4。常にK-POPのトップとして君臨してきたBLACKPINKの傑作だ。今年の夏もまた彼女たちの才能と実力が思う存分に発揮された。発表されるや否や、その耳に残るメロディと脳裏に焼きつくダンスは、国内外を問わず世界中で話題となった。同業者である他のアイドルからも支持を集め、去年のSunmiのGashinaのようにたくさん真似もされた。現時点でMVの総再生回数は約5億6000万回という化け物じみた記録も作っている。今後もトップグループとして、世界を股にかけ大活躍することが予想される彼女たちのれっきとした代表曲となっただろう。話題性という点から見ても、2018年を代表する一曲なのは間違いないはずだ。

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#5 DAY6 – Shoot Me

今年のバンドブームを牽引した一曲、Shoot Me。誰もがほぼ必ずと言っていいほど、この曲を今年のベストソングの一つに選ぶだろう。この曲でなくてもDAY6の曲の何かは選ばれるはずだ。Chocolateや、できればランクインさせたかったdays gone byなどなど。今年の彼らは数々の優れた楽曲を発表してきた。Shoot Meはその中でもバンドの曲でありながら、K-POP独自の中毒性を含んでいるところを特に評価したい。歌詞やMVもオリジナリティに溢れ、海外のコアなK-POPファンを中心に魅了した。しかし、韓国のバンドグループ事情は決して明るいものではない。今となっては海外で評価や支持を集めているものの、国内では喜ばしいことばかりではないのが現状である。評価されにくいジャンルなのだ。来年以降、彼らがそれを打破して国民にバンドグループを浸透できるか、そこにも注視して見守っていきたい。

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#4 fromis_9 – LOVE BOMB

早いことに今年もいよいよ年末に突入だ、というところで正に文字通り爆弾を投下したのがこのLOVE BOMB。従来のfromis_9はどちらかというと、清純派であまりアップテンポではない楽曲をウリに活動してきた。それもそれで個人的には好きだったのだが、それほど好ましい結果は得られなかった。DKDKなどもそれに含まれるが、今回の曲はまるっきり違うコンセプトで勝負してきたのだ。まるでMOMOLANDを髣髴とさせる急な方針転換だったがそれがどうだろう。歴史に残る傑作が誕生した。日本にもすでにファンが多数存在しているfromis_9だが、LOVE BOMBは固定ファン以外にも好印象を与えた活動となり、彼女たちをスターに導く一歩となったなずだ。その奇抜なメロディと、これまた真似したくなってしまうダンスに、圧巻のパフォーマンス力。ついに才能が実力に追いつき、非凡なグループであることを証明した。

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#3 NCT 127 – Simon Says

もうこれはK-POPではない。もうこれは、NCTだけに存在するジャンルの曲だ。もう彼らは”NCT”という独自のジャンルを創造してしまった。もうこう受け取るしかないだろう。かつてこのような曲が韓国に、いや、世界に存在していただろうか?もちろん、評価が分かれそうな曲ではある。実際にあまり好みではないという意見も目にした。しかし私は評価したい。歴史に刻まれる革新的な一曲だと。今年の彼らもまた、BOSS,Baby Don’t Stop,We Go Upなど、ユニットを問わずNCTとしてたくさんの優れている前衛的な曲を発表してきた。その中でもSimon Saysは最も奇妙な曲だ。だがその奇妙さはK-POPらしい中毒性と、NCTらしい新鮮味が孕んだ曲だと思える。パフォーマンスも自信にみなぎったように感じとられ、また、彼らが楽しんでやっているようなシーンも垣間見える。その個性的な道を進むNCTは今後どのような足跡を辿っていくのか、期待感を募らせずにはいられない。

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#2 Dreamcatcher – What

個人的にもデビュー時からファンであり、その独自の道を進んできた姿は魅力的なものである。ロック調の楽曲とダンスを融合し、それをアイドルが歌うという韓国においては非常に稀有な活動を行ってきた。すでに海外のファンからも熱視線を浴びており、今年は日本デビューも果たし、良い兆しが見えた一年となった。しかし、国内での評価はというとあまり芳しくはなく、不当な状況に置かれているといっても過言ではない。もっと評価されていいはずだ、と私のみならず海外のファンで思っている人も少なくないだろう。その中で、今後の活動においてもターニングポイントとなったであろう今回の曲What。これまでの活動曲はK-POPという枠に囚われず、どちらかというとロック色・我が強いもので勝負していた。だがWhatはK-POPの枠に収まりつつロック色も残し、固定ファンも納得でき、そうでない人たちにも聴きやすく、絶妙にバランスの取れた楽曲となった。サビも耳に残りやすく、キャッチ-な部分もあり、ホント僅かながら方針を変えてきた。K-POPに寄り添ってきたという言い方が正しいかもしれない。そういった活動だっただけに、今後の活動に繋げられるか、Dreamcatcherは正念場を迎えている。

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#1 LOONA – Hi High

EXOから始まるオリジナル性溢れる世界観を持つグループたちの系譜の集大成。少々大げさかもしれないが、こう称していいかもしれない。なぜならこれほど長期間、デビューするのを待ち望んだグループは無かったからである。その独自の世界観・物語は俗にLOONAverseと呼ばれるもので、唯一無二のコンセプトは私を含めた海外のファンを中心に一目置かれてきた。そしてデビューの瞬間、我々は今まで経験したことのない感覚を得る。今まで長い時間待たされていたおかげで、デビューの実感が湧かないのだ。私が実感を得たのは11月のことだった。活動期間を終えていくらか経ってからの事である。こんなことは普通ありえない。約二年も待つと、こうも人はおかしくなるのか、と思わされた。そのデビュー曲は国内チャートで最高二位まで行き、あと一歩の所で一位には届かなかったものの、新人にしては上々の出来だった。ましてや無名の事務所から、ということを考えると、それ以上の出来だったかもしれない。一方、アルバムは驚異的な売り上げを叩きだし、怪物新人であることを再び証明したのである。活動曲となったHi Highは正に彼女たちを高みに連れて行くような疾走感あふれる非常に楽しい一曲で、メンバー全員の才能・個性も十二分に発揮できており、素晴らしい船出となった。ブリッジのチュウの高音パートも一際存在感を放っている。LOONAは現在のK-POPシーンにおいてかなりユニークな存在であることは火を見るより明らかであり、今後彼女たちはどうやって私たちを驚かしていくのか、どう進化していくのか、しっかり注目していきたい。

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総括

順位は付けたものの、ハッキリ言って差はほとんど無いと言っていい。それほど優れた曲ばかりだ。それと個人の好みがかなり色濃く反映されたのも謝っておきたい。これはほんの一人の人間が勝手に決めたもので優劣は全くない。個人的な意見でしかないので悪しからず。

また、30位中18ものガールズグループ・ソロがランクインしたのは、そちらを重点的に追ってきているからである。ボーイズグループもある程度追ってきているが、追っていけていないグループが多々あるのも事実で、そこも致し方ない部分ではある。

だって時間がない!!

こうも映画だの海外ドラマだの洋楽だのスポーツだのと色々追っていると、どこか抜けるのは当たり前!時間があればK-POP全てちゃんと聴きたい!

なのでこのランキングは正確に言うと、私が今年聴けた中でのランキングということを忘れないでもらいたい。

 

それにしても今年は、本当に豊作だったなと、このランキング作成にあたり痛感したところだ。最初にも触れたが新人から中堅、K-POPを代表するアーティストまで、文字通り幅広く活躍することができ、ほぼ全てのグループが着実に前に進んだと言えるのではないだろうか。

 

来年もより一層K-POPが栄えることを祈って……では、今回はこの辺で…アンニョン!