三度の飯より趣味積豊

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LOONA(K-POP)を扱うブログ

200109 Hallyu Story - LOONAへのインタビュー

1月9日にHallyu Storyと呼ばれる韓国国際文化交流団体(KOFICE)が発行しているウェブマガジンより、LOONAへのインタビューが出版されました。

今回はそれの翻訳です。

 

↓これがその記事

kofice.or.kr

↓そしてこれが元の韓国語の記事を英語に訳したもの。私が今回訳すのはこれです。

www.reddit.com

 

LOONAのインタビューはちゃんと原文通り訳そうと努めましたが、その他の部分(グループの説明や変遷など)には少し編集/意訳を入れてます。

よりくだいた翻訳にし、日本語としておかしくないようにするためです。

ご了承ください。

まぁ、元の記事がそもそもどれほどメンバーの言葉通りに書いているのかわかりませんがね....(笑)

グループの説明部分は一部にメンバーのインタビューがあるくらいで、特に新しい情報はないので飛ばしても構いません。

 

 

 

 

本文

(グループの説明部分)

BLACKPINK、TWICE、MOMOLANDなどといったガールズグループは海外でとても人気だ。LOONAもまた、アメリカでは広く認知されている。現時点では、2018年夏にデビューしてから1年と4ヶ月であり、まだ新人グループと呼ぶことができる。

 

LOONAはデビューするのに2年の歳月がかかった、とてつもなく規模の大きい新人グループだ。99億ウォンを費やした大型プロジェクトだった。2016年の10月から始まり、"毎月新しい少女に出会える"というコンセプトのもと、彼女たちは独特のデビュープロモーションを受け、計12人のメンバー(ヒジン,ヒョンジン,ハスル,ヨジン,ビビ,キムリプ,ジンソル,チェリ,イヴ,チュウ,ゴウォン,オリビアへ)、がデビュー。

 

グループとしてデビューする前でも、各々のソロMVは100万回以上も再生されていた。メンバー全員のソロMVがこのように100万回再生されているのは特別なことであり、LOONAが大衆からの注目を集め、高く期待されていることは明らかであった。

 

地球(LOONA 1/3)、天界(yyxy)、その間の空間(ODD EYE CIRCLE)、そしてヨジンが加わることでLOONAは最大の力を発揮することができる。LOONAは最初から、1つの世界に3つの独立したチームを作り上げてきた。つまりそれは、1つのチームが3つのユニットに分かれたものではなく、3つのチームが1つの世界を形成しているという意味になる。

 

LOONAは2018年の8月に6つの曲が入ったアルバム「++」と共にグループとしてデビュー。その前にはソロ、ユニットで活動してきた。バラエティやウェブドラマなどに出演もした。12人全員がいる時が最も強く、アルバムはとても洗練されている。これまでの曲に、リードシングルだった"favOriTe"に、デビュー曲"Hi High"は彼女たちの個性を表現している。どちらともダンスポップのジャンルだ。

 

"favOriTe"にはボーカルにパワフルなビートがあり、カリスマ性もあり、一方"Hi High"は生き生きとしており、瑞々しさも垣間見えた。対照的なイメージを見せることで、多様な魅力を届けてくれた。

 

12人の少女は"favOriTe"のMVで学生のように白のシャツに灰色のスカートに身を包み、力強いダンスでガールクラッシュな魅力を打ち出した。言うまでもなく、これにより彼女たちは国内外問わず、急激的にファンを増やしていった。

 

デビュー曲"Hi High"では輝いたエナジーを出し、頂上に登っていくイメージを見せてくれた。"Hi High"と繰り返し歌われるメロディは中毒性が高い。メインボーカルのチュウが歌う高音パート、"君を見せて(너를 보여줘)"も同じく非常に印象的だった。

 

当時、筆者はメンバーにLOONAの強みと特徴について尋ねていた。

 

ジンソル: 私たちは普通のガールズグループとは違い、もっと多様性を持っています。1つに限られた存在ではありません。頻繁には使われないイメージに挑戦するようにしています。対照的なコンセプトを扱う際には完璧でなければなりませんが、私たちはそうであると確信しています。

 

イヴ: 私たちには多様性に溢れた様々な曲を持つメンバーがいます。それぞれ自分たちにフィットする曲です。

 

リビア: 私たちは他のグループのようにその時のトレンドを追うことはせず、自分たちでトレンドを作るようにしたいです。

 

それに付け加え、ハスルは、"怪物新人"と呼ばれるようになりたいです。と答えていた。

 

LOONAがなぜこれほど特別なのか、それは海外から獲得している大きな反応にある。イギリスのDazedからはユニークなガールズグループだと称賛を受け、ビルボードワールドアルバムチャートで10位にランクインしたため、ビルボードからは"2018年 見るべきガールズグループ"に選ばれた。香港のHypebeast、アメリカのPitchfork,Spin,Stereogum、イギリスのnmeなどといった海外の有名なメディアでは、グローバルなアーティストGrimesとLOONAとのコラボを扱い、彼女たちは世界クラスのアーティストとしての地位にいることを証明した。

 

それだけでは終わらない。2019年にはアメリカのiTunesアルバムチャートで1位を獲得し、世界的な文化現象になってみせた。いわゆるチャートを"逆走"し、これは歴史的なことだった。

 

アメリカ時間で2019年10月17日、LOONAのリパッケージアルバム「XX」はアメリカのiTunesチャートで"逆走"をし、全ジャンル、K-POP、ポップにおいて1位を獲得した。アルバムチャートで全ジャンルの1位に輝いたのはRed Velvet,TWICEに続き3番目の快挙となった。1位を獲ったということは彼女たちにとって大きな意味を持ち、それは世界的なアーティストであるテイラー・スウィフトやポスト・マローンと肩を並べたということになる。

 

「XX」がまだリリースされたばかりの時、去年の2月時点では、アメリカのビルボードチャートで4位まで上がり、iTunesのポップアルバムチャートではアメリカやオーストリア,スペインフランス,を含む26ヵ国で1位を獲得し、アメリカのiTunes全ジャンルアルバムチャートでは2位まで上り詰めていた。

 

チャートを逆走したのは「XX」がリリースされて9ヶ月経ってからのことだった。そしてこれは、彼女たちがただ自分たちの限界を破ったグローバル新人であることではなく、世界的にも驚異的なアイドルであるという証明にもなった。特に"Butterfly"のミュージックビデオでは、まるで国境を破り飛び立ったかのように、複数の国や場所で踊るシーンは話題となった。海外の評論家からも国境や人種を超えた描写について言及もされた。

 

これだけでなく、珍しいことに、グループとしてのアルバム、ユニットとしてのアルバムはそれぞれアメリカのiTunes K-POPチャートで計1,2,4,5,6,9位にチャートインした。

 

当時、ビルボードのコラムニストとして有名なジェフ・ベンジャミンはこう言及していた。"LOONAのいくつかの曲とアルバムがiTunesでチャートインしている。現在1位のアルバムを持っているK-POPガールズグループだ。"

2019年8月にグループはKCON 2019 LAにも参加し、韓国の文化,ポップをコンサートとして結びつけるイベントで、多くのファンを魅了した。

 

2020年にはもっと多くの国に訪れるよう計画している。LOONAは"大きなグループ"であるため、移動するには、15人乗りのバンか、3台の7人乗りバンが必要だ。

 

私たちは江南(カンナム)の宣靖陵(ソンジョンヌン)の隣にあるブロックベリークリエイティブのオフィスで彼女たちに会い、話を聞くことができた。

 

 

(Q&A部分)

 

Q. 今どのように感じていますか?また、LOONAが追求している音楽の色とは?

 

ヒジン: グループとしてデビューしてからもう1年以上も経ったので、将来の活動に対してとても貪欲になっています。私たちはたくさんのソロアルバムを持っているので、私たちは多様性のあるイメージを作れると思います。

 

イヴ: 他のガールズグループも素晴らしくて高クオリティのパフォーマンスをしますが、私たちが求めているのは、基本的な少女のイメージを打ち破った、今までに見たことのないような洗練されている女性のイメージです。"Butterfly"ではファルセット(裏声/仮声)をたくさん使いましたが、それは少女っぽいイメージではなく、どちらかというと性別に中間的な、言うなればパワフルなガールクラッシュのイメージでした。

 

ジンソル: 私たちには韓国のファンのみならず、海外にもたくさんのファンがいます。私たちはとても愛されているんだと認識しています。活動すらしていなかったのに、海外のチャートでランクインしたのはとても素晴らしいことです。KCON 2019 LAに参加した際は、私たちの曲"Butterfly"がTwitter検索で3位にまで上昇しました。

 

キムリプ: 私たちはそれほど海外に行けていなかったので、あれほどまでにKCONの観客が私たちと一緒に踊ってくれたのは大変驚きました。ベトナムハノイで開催された2019 Asia Artist Awardsに参加した時には、道を歩いていた時、あるカバーダンスチームが私たちに気づいてくれました。なので、私たちは海外でとても高いレベルで認知されているんだと思います。

 

リビア: 私たちは、それぞれのソロ曲で各メンバーのキャラクターを確立して、今はグループとしてファンにアプローチしています。

 

ビビ: 私たちが存在しているのはファンクラブ、Orbit、がいてくれるおかげです。私たちも一緒に成長していってます。私たちは互いに慰め合い、幸せや希望を共有する関係です。

 

 

Q. LOONAが国内、そして特に海外に対して、それほど魅力的である理由は何だと思いますか?

 

ブロックベリー代表 ナム・アンウ: 私たちのメッセージがちゃんと届けられたのか気になります(笑) "Butterfly"のミュージックビデオでLOONAは、世界中の方々に勇気と希望を与えました。彼女たちは音楽とミュージックビデオを通して、世界中のファンとコミュニケーションを取っています。私たちはアメリカ、香港、アイスランド、フランス、と様々な国で撮影しました。それによって私たちのメッセージが集約できたことを願います。

 

ヒジン: 私たちの力強いパフォーマンスは私たち自身に対する挑戦であったと捉えられるかもしれません。そしてそれは新鮮なものであったという声も聞きました。私たちはジャンルを区別したりしていません。私たちの1つの強みとして、R&BソウルにR&Bバラード、ジャズといった音楽の多様性があると思います。

 

 

大衆がLOONAの音楽を聴く時、どういう感情を抱いてほしいですか?

 

チュウ: 私たちは耳に残る音楽を目標にしていますし、皆さんが聴きたいと熱望するような音楽を作りたいと本当に願っています。期待に応え、音楽的に絶対失望しないガールズグループへと成長していきたいです。皆さんにはそこを見ていただきたいです。

 

ヒジン: K-POPに対する偏見は少しずつ変わってきています。K-POPは単なる音楽ではないという考えが根付いてほしいと望んでいますし、私たちにとってもそのメッセージを届けることは非常に重要なことです。

 

イヴ: メディアも著しく発展し、プラットフォームも多様化が進んでいますよね。ただ音楽を聴くということはもう無くなりました。私たちは耳でも目でも満足できるようなものを提供しなければなりません。LOONAはただ可愛らしいガールズグループではないということを皆さんに知ってもらいたいです。LOONAは素晴らしいアーティストなんです。

 

2019年2月にリリースされたリパッケージアルバム「XX」のタイトルソングとなった"Butterfly"のミュージックビデオは、大きな注目によって、12月の初めに再生回数が3000万回を突破した。

 

このMVは"世界中にいる人々もLOONAだ"というメッセージと共に、勇気をもらい、アイデンティティを見つけ、声を出すことを恐れない、こともLOONAの一部であることを表現した。こうやってLOONAの音楽を通して伝えることは、普通の新人グループとは異なった強みだ。

 

優れたパフォーマンス、ダンス、ステージ、を通して"怪物新人"のポテンシャルを充分に認識できた後、LOONAは12月13日にリードシングル"365"で戻ってきて世界中のファンを興奮させた。"365"はLOONAがファンと共に輝くといったメッセージを含んだ、長い間待っていてくれたファンに向けた曲である。

さらに、12月14日ソウルのYes24 Live Hallで行われた"PREMIER GREETING - Meet & Up"の2回の公演のチケットは世界中のファンにより、販売されるや否やすぐに完売となり、グループを驚かせた。

 

 

 Q.今後の予定と、将来に向けた望み/抱負は

 

チェリ: 2020年は音楽祭やコンサートツアーに行きたいです。ファンとも幸せな日々を送りたいですね。

 

ジンソル: 活動が始まったら、メンバーそれぞれファンともっと交流できる機会が増えるようになってほしいです。また今後はメンバー全員、曲作りに参加します。

 

キムリプ: 私たちが活動していなかった間、音楽業界で色々と苦しいことが起こり、とても悲しい気持ちです。LOONAの曲は信頼して聴くことができると人々から言われるグループになりたいです。そうなれるよう今後も頑張ります。

 

ビビ: グループとしてデビューしてからまだ1年と3ヶ月しか経っていません。なのでまだ私たちの10%しかお見せできていません。皆さんはこれから私たちがより成長し、より完璧になった姿を見ることができますよ。

 

ゴウォン: 音楽チャートにランクインしたいです。皆さんが街中を歩いている時や、お店やカフェで私たちの曲をたくさん聴けるようになれれば嬉しいです。

 

ヨジン: 今の私たちがあるのは皆さん、ファンのおかげです。私たちは今の自分たちのままでいるつもりはありません。今後はより良くなった姿をお見せします。

 

ヒョンジン: ソロからグループへと頑張ってきたことと同じように、大衆からは信頼を得て、良いイメージと影響力を与えるグループになっていきたいです。

 

チュウ: 音楽、パフォーマンス、ビジュアル、全てにおいて何一つ欠けたものがなく、色褪せず毎日違った姿を見せ、神秘的かつ親近感も湧くグループになりたいです。いつか後輩からはロールモデルと称されるようにもなりたいですね。

 

イヴ: 認識せずにはいられないアーティストになりたいです。たとえ音楽が好みに合わなくても、あなたは私たちを認めざるを得ないくらいに。

 

ヒジン: K-POPの先輩方が道を切り拓いてくれたおかげで、後輩たちは簡単に海外進出できるようになりました。LOONAはイメージがはっきりしている韓国のグループだという評価をもらいたいです。

 

ハスル: オリンピック体操競技場を満員にし、ウェンブリースタジアム(イギリス,ロンドンにあるスタジアム)でも公演する日が来ることを願っています。

 

 

---以上です---

 

 

大変長いインタビューでしたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

 

読む価値があったインタビューであったと思いますし、この翻訳を通してLOONAの思い/魅力がちゃんと共有できたらと思います。

 

みんな素晴らしいことを言っていましたが、個人的にはイヴの言葉一つ一つが身に染みました......

 

今回は以上です!

改めて!読んでいただきありがとうございました。

 

ではまた!