三度の飯より趣味積豊

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LOONA(K-POP)を扱うブログ

TOP 30 K-POP SONGS 2018 中編

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#19 THE BOYZ – No Air

去年12月にデビューし、着実に成功を収めているTHE BOYZ。その楽曲とパフォーマンス力の高さは次世代のエース候補といってもいい。デビュー後からアルバムもチャートで好成績を収め、また、様々な賞を獲得するなど実力の高さは折り紙つき。そして、特筆すべきなのはWanna Oneを髣髴とさせる、高難易度なパフォーマンス・フォーメーションの統一の確実性だ。その部分を特に堪能できるのが今回の曲No Air。ダンスのキレといい、ダンスの統合性の端正さは、最早芸術の域に達したと言っても決して大げさな表現ではないだろう。まだデビューして間もないのに末恐ろしいばかりだ。しかもそれは、日に日に、活動ごとに成長している。この猛スピードで進んでいるグループは、アクセルを離さずブレーキを踏むのをまるで知らないかのようだ。

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#18 NATURE – SOME (You’ll Be Mine)

今年デビューした女性グループの一つ。日中韓出身のメンバーたちで構成され、すでに日本でもある程度の知名度を得ている。デビュー曲Allegro Cantabile は少しK-POPらしさとはいい意味で逸脱しており、非常に強いインパクトを残してみせた。また、パフォーマンスの完成度もルーキーながら高く、個人的にはLABOUM以来の出来だったと思う。そこで、早くも次に発表した曲がこのSOME (You’ll Be Mine)。早くカムバックしすぎでは、と心配もしたところだったがそれがどうだ。そんな不安を一瞬にして払拭させた。最初は前回の曲とはまるで違うK-POPらしさから始まるが、サビが強烈だった。予想していた流れとは違い裏切られてしまう。予想外のことが起きてしまうのだ。ファンでならずともサビでは思わず叫んでしまいそうな、前代未聞な一曲だ。デビュー曲だけで今年を終えていたらランクインは難しかったかもしれない。

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#17 Yubin – Thank U Soooo Much

伝説的ガールズグループWonder Girls解散から一年。あのユビンが唯一無二のカリスマ性で帰ってきた。去年はソンミがGashinaで社会現象を巻き起こした。そこに至るまでにはならなかったものの、ユビンは自分の武器を把握してカムバックしてみせた。Ladyではノスタルジックな気分にさせ、Thank U Sooo Muchでは前回の曲を踏襲しつつ、よりガールクラッシュのコンセプトにすることに成功。パフォーマンスも流石の一言。また、最も優れている点はカメラを見つける早さと表情管理である。この二つはパフォーマンスにおいて最高に難しく、一番大事な部分だ。それを難なくこなす彼女は今年のソロの中で、最も輝いた人物といっていいだろう。

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#16 NCT 127 – Regular

今年はSMエンターテインメントがまるで狂ってしまったかのように、NCTを精力的に、精神が擦切るほど活動させた。ファンの金銭事情も心配な限りだ。しかし、その大規模な活動は実を結ぶばかりか、彼らをK-POPの顔へとより押し上げた。もし、BTSに続く男性グループのK-POPの顔は誰だと聞かれたらNCTと答える。彼らはもうEXOやGOT7を超えたといっていいはずだ。特にNCT 127の音楽性は他に類を見ない。このRegularが正にそうだ。今年は数えきれないほど新曲を出したが、今回の曲はその中でも群を抜いている。だがこれは序章にすぎなかった。

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#15 The Rose – BABY

今年はもしかしたら韓国音楽界にバンドブームを巻き起こしたかもしれない。少なくとも海外のファンは韓国のバンドのすごさに熱狂した。今まではあまりスポットライトが当てられない不遇のジャンルだったが、今年は違った。その一角を担ったのがThe Roseだ。去年のSorryから注目を集め、ビルボードのThe Best K-POP Songs Of 2017の一つにも選ばれ、ヨーロッパツアーやアメリカツアーも成功させた。その実績から見ても、彼らは次世代のK-POPスターだということの証明になる。また、歌唱力の高さにも目を見張るものがある。このBABYも音楽性、パフォーマンス性も素晴らしく、クセになる楽曲という点においても高評価だ。

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#14 LOONA – favOriTe

ついにきた。ついにやってきた。ついにこの時がやってきた。2016年9月から活動を始め、今年8月に約二年の時を経て、ついに完全体でデビューした。完全体というのも、彼女たちが行ってきたプロジェクトはだいたい毎月に一人ずつメンバーをデビューさせていくというエポックメーキングなものだった。意味不明で常軌を逸しているプロジェクトである。グループデビューする前に全員をソロデビューさせるなど馬鹿げた話を聞いたことがあるだろうか。また、ユニットも三つあるなど、最早思考回路が追いつかない。そう、そんなことをしてきた彼女たちがついにベールを脱いだのだ。そのデビューの前、先行シングルという形で発表されたのがこのfavOriTeだ。言うことは何もない。今まで以上にガールクラッシュなコンセプトで圧倒され、歴史的なものを聴けた、見れたというだけだ。

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#13 APRIL – Oh! my mistake

DSPから新たなガールズグループ、KARAの妹分として、デビューした時から注目を浴びていたAPRIL。しかし、デビュー曲は微妙なもので、デビューして脱退するメンバーがでるなど、雲行きの怪しいスタートだった。その後もまた脱退するメンバーがいたり、コンスタントに活動を続けるも、鳴かず飛ばずだった。個人的にも好きな曲が一つもなく、正直見限っていたと言っても過言ではない。ところがどうだろう。MOMOLANDを抜いて、今年一番のサプライズかもしれない。歴史に残る大傑作を発表してみせた。それがOh!my mistakeだ。K-POPの王道を行く曲だが、同時に新鮮さもある。中毒性も半端ではない。また、その曲がAPRILによって生み出されたという点も、意外性に溢れており、大いに面を食らった大成功の活動となった。

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#12 iKON – LOVE SCENARIO

歯に衣着せぬ言い方をすると、YGの歌手にしては少し物足りない活動が多かったiKON。もちろん、デビューして一位も獲り、活動もほぼ大半が成功していた。しかし、どうしても”YG”というレッテルが付きまとってしまう。後輩のBLACKPINKはすぐさまガールズグループのトップに躍り出て、一方先輩のWINNERは去年REALLY REALLYで一躍時の人となった。iKONも何かほしい、もっと代表的な曲がほしい、というところで飛び出したのが今回のLOVE SCENARIOだ。発表するや否や一大旋風を巻き起こし、新春の中でMOMOLANDと同じくスターダムの階段を駆け上がった。これで名実ともに正真正銘スターの仲間入りを果たすことができた。

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#11 Stray Kids – District 9

もう説明は要らないだろう。JYPの、いや、K-POP界の新星、Stray Kids。これまたデビュー前から注目を集め(JYPだから当たり前だが)、爆誕すると同時に全世界に衝撃をもたらした。少々多いようにも感じるが、District 9 をはじめ、My Pace,I am YOUを中心に熱心に活動をした。今年は他に男性グループ新人の敵が少なかったのも功を奏し、賞も数々受賞。その将来性は確約されたようなものである。デビュー曲は、近年若干減っていたハード調の楽曲で、ラップの多様性も素晴らしく、構成も非常に複雑だ。しかし、驚くことながら、てっきり音楽番組で一位を獲得していると思ったが、実はまだなのだ。どちらかというと国外での人気が高まっている彼らだが、果たしてどうなっていくのか。興味深いことだが、それと同時に不安でもある。

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