三度の飯より趣味積豊

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LOONA(K-POP)を扱うブログ

TOP 30 K-POP SONGS 2018 前編

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TOP 30 K-POP SONGS 2018 前編

今年は例年以上に豊作の年だった。若手から大御所まで文字通り幅広く活躍し、記憶にも記録にも残る一年であり、ますます今後のK-POPの飛躍が期待される。BTSはUSビルボードアルバム部門で一位を獲得し歴史を作り、男性グループではStary Kids、女性グループではG(I-DLE) やIZ*ONEなど黄金ルーキーが誕生。女性グループBIG4のTWICE、BLACKPINK、Red Velvet、GFRIENDも精力的な活動を見せ、世界に様々な興奮と衝撃をもたらした。EXOやGOT7、iKONら実力派も更に認知度、人気度を上げ、他にもソロやコラボなど多種多様な素晴らしい音楽性を一年通して魅せてくれた韓国音楽界であった。

 

そこで筆者が、独自の好み、世界での売り上げ・人気、歴史的な位置づけ、のこの3つの観点から今年の総決算、TOP 30 K-POP SONGS 2018を、独断と偏見で決めさせていただく(独自の好みの色がかなり濃いがご了承を)。またこのランキングは優劣、事実、などを問うものでは全くないことをご理解いただきたい。

 

#30 DIA – WooWoo

今夏一番のサプライズの出来だと言っていいDIAのWooWoo。固定ファン以外、もう誰も気にしなくなっていた可能性もあった彼女たちだったが、この曲は夏を一番”彩った”と言っても決して過言ではないだろう。そのくらいの驚きと興奮だった。解散の危機もある中、初の一位を狙いに行き、ファンも必死にサポートし、良い結果へと導きついに初一位を獲得。皮肉とでも言おうか、解散する可能性を持って活動した結果がこれだった。DIAもまだまだやれるというところを見せるのに成功し、今後の活動へも期待が持てる一曲となり見事ランクイン。ぜひとも、まだ活動は続けてほしい。

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#29 GWSN – Puzzle Moon

新人第一弾(このランキングにおいて)。興味深いコンセプトで始まったGWSN。EXOなどから派生した独自の世界観を持つグループの一つとなり、また、その楽曲とダンスの完成度の高さは瞬く間に広がり、世界に衝撃を与えたのは記憶に新しい。ビートとドロップなど楽曲の中におけるファクターも非常に質が高く、小規模な会社のグループながら、コアなK-POPファンたちは忽ち彼女たちの虜となった。その中毒性もさることながら、K-POPらしさも持ちつつ、より新鮮味を帯びており、賞レースにノミネートされるなど評価も高かった。しかし、後述のグループのように、デビュー後にもう一度カムバックしておけば、よりインパクトを与えられたかもしれなかったため、下位に沈んだ結果となった。

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#28 TWICE – YES or YES

もう説明不用なほど”K-POPの顔”となったTWICE。うなぎ上りで成功を収めていき、今年も精力的に活動をし、その勢いはとどまることを知らなかった。日本での活動もより盛んになり、世界においても認知度はますます上昇。死角は無いようにも見えるが、TWICEの楽曲はほとんど全て同じようなコンセプトで、少し平坦な印象を受けてしまう。売れる術を知っていると言えばそれまでだが、保守的なイメージがあり、もっと挑戦してもいいのではないかとも思う。だからこそ、Dance the night awayのような楽曲は真新しかったのだが、売れ行きはそれほどYES or YESのようには伸びなかった。世間では上位に行く楽曲ではあるが、このランキングではあまり評価は受けられなかった。

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#27 IZ*ONE – La Vie en Rose

新人第二弾。デビュー前から日中韓で前代未聞の注目度を集め、もう今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーは決まりだとも囁かれるほどにまで至っていた。実際、デビュー後にも凄まじい活躍を見せ、デビュー曲にして一位も獲得。下馬評通りの活動となった。しかし、楽曲自体はハードルを上げすぎたせいか、少し物足りない感触だった。もともとCLCの曲だという事実の影響も少なからずあるかもしれないが、K-POPの枠に留まる平凡な曲だったと思える。彼女たちにはそれ以上を期待してしまっていた。この世代を背負って立つのは目に見えるが、もう少し火薬が必要だったのかもしれない。

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#26 GFRIEND – Time for the moon night

彼女たちもまた、着実に成功を収めていき、一躍女性グループBIG4の一角へと成長した。

しかし、去年からその勢いは失速してしまい、上記のTWICEと同じように、似たコンセプトの連続でファンも少し辟易としていた。Fingertipでは新しい姿を見せ、その状況を打破したかに思えたが、その後に続く活動でまた失速してしまった。そこで今年ファンを驚かせたのが、このTime for the moon nightだ。従来の楽曲とは異なり、よりアンニュイでメロウな大人の女性へと進化を遂げた。続くSunny Summerでも今までの活動では垣間見えなかった一面を魅せ、充分に手応えを感じる一年となった。

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#25 BTS – Anpanman

今やれっきとした”K-POPの顔”と化したBTS。彼らが今年の韓国音楽界、いや、世界の音楽界を彩ったといってもいいだろう。それくらいの大躍進となる一年だった。特に全米ではビルボードのシングルではランクインし、アルバムでは一位を獲得するなど、彼らだけにではなく、K-POPというジャンルにおいても歴史的な偉業となった。FAKE LOVEやIDOLもYouTubeで驚異的な再生回数を記録し、世界各地のライブ、番組にも引っ張りだこに。その中でも今回のAnpanmanは従来のBTSらしさが色濃く反映された、エンターテインメント性溢れる素晴らしい一曲となった。パフォーマンスもさることながら、歌詞もユニークで、今年の彼らの活動において、最も先駆的な曲だった。

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#24 Lovelyz – Wag-zak

去年初一位をついに獲得し、実力派と言われながら、なかなかその芽が出ずにいた彼女たちだったが、ついにそれが開花。続く今年もより一層期待され、その期待に応えた、いや、それ以上の結果を残してみせた。中でもWag-zakは上記のWooWoo同様、今夏を彩った一曲となり、また、従来の活動とも違う一面を見せ大衆を魅了。その前のThat dayも素晴らしく、Lost N Foundではより成熟した姿を見せ、彼女たちのケミストリー・ハーモニーも違う次元へと昇華している。Lovelyzらしさを全く見失うことなく進んできて、尚も構築中とは来年も楽しみだ。また期待に応えてくれる一年となるだろう。

 

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#23 WJSN – Save Me Save You

今年念願の初一位を獲得したグループの一つ。彼女たちもまた実力派と言われながら燻っていた。デビュー曲は韓国音楽界を揺るがす名曲だっただけに、ここまで時間がかかるとは正直予想外だった。その後もコンセプトをコロコロと変え、Dream Come Trueに至るまで不安定で、将来が心配に。しかし、前出の曲を境にコンセプトにも落ち着きが見え始め、ついにSave Me Save Youで一位を獲ることができた。とは言っても、中身は前回と全く同じではない。サビを2つ入れ、ダンスもより高度になるなど、面白い新しい試みも。それが最高の結果となり、実を結ぶ形となった。

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#22 MOMOLAND – BBoom BBoom

ランクインしないわけがない。せざるを得ない、とでも言おうか。1月に空前絶後のサプライズヒットとなり、一躍スターダムの階段を駆け上がったMOMOLAND。誰がこれほどまでスターになると予想しただろう。今年が始まるまで、一体どのくらいの人が彼女たちの存在を知っていただろう。クセになる曲に、覚えやすく一度見たら頭から離れない振り付け。全てが完璧である。ただ、これには伏線があった。去年の活動曲、Freezeだ。あれで彼女たちは大きく方針転換をし、あの奇抜なパフォーマンスには度肝を抜いた。あの大幅な改革がなければ、今のMOMOLANDはなかっただろう。それが見事な伏線となり、今年になり回収をし、今年のグループの一つとなったわけだ。

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#21 Wanna One – BOOMERANG

今年でついに解体となってしまうWanna One。その軌跡は困難なものであったが、同時に華々しかったものでもある。デビュー前から十二分に注目を集め、デビューするや否や僅か9日で初一位を獲得した。その後も紆余曲折ありながらも、トリプルクラウンや14冠や様々な栄光を手にしてきた。ワナブルの支えも非常に献身的なもので、文字通りファンと共に歩んできた活動だった。その中で今年最初に発表した曲がこのBOOMERANG。最高傑作とは言い難いが、Wanna Oneのその独自のパフォーマンス性のクオリティの高さが如実に表れており、新春を彩った一曲でもあった。

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#20 OH MY GIRL – Remember Me

これまた今年に初一位を獲得したグループの一つ。正真正銘、大進歩できた一年となった。デビューして間もない頃から注目を集め、同じアイドル仲間からの人気も高く、業界内外から高評価だった。そのため、一位を獲得するのにこんなに時間が必要だったのは不思議でたまらない。すでにWindy Dayで獲っているべきだった。しかし、彼女たちはくじけることなく、独自の、OH MY GIRLとしてのブランドを断じて失わず、一心不乱に進んできた。もしかしたら、あまり似たようなコンセプトは続けるべきではない、という悪い例かもしれない。それでも構わない。ついに努力が報われたからだ。そして、その初一位を獲得したあとに発表した曲がこのRemember Me。一見すると今までと同じような路線の曲だが、ラップをふんだんに入れるなど実に野心的な曲だ。また、一位も獲り完成度も高い素晴らしい一曲となっている。

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