三度の飯より趣味積豊

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LOONA(K-POP)を扱うブログ

LOONA - XIIX考察 後編

前編はこちらから↓

LOONA - XIIX考察 前編 - 三度の飯より趣味積豊

 

[X11X] - バタフライ・エフェクト

そして、その次にX11Xが公開されました。

元々はMVが公開されてから考察をしようと思っていたのですが、X11Xでの手掛かりをたくさん見た結果、スレッドとして考察するには充分ではないかと思いました。

推察は分析よりも難しいことではありますが...。

 

前にも触れたバタフライ・エフェクトは、loonaverse にたくさんの種を植えさせるもの

だと考えています。

最終的にLOONAとしての完成に繋がるものです。

X11Xではそれらの種の最初の送粉者がいることを示していました。

yyxyのメンバーが種まきを地球で行ったのは、初めてではありません。

もうすでに、ゴウォンがヒョンジンに向けてブレスレットを送ったのは見ましたし、誰かがビビにDNAの鎖のキーチェーンを送ったのも見ました。


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(ビビのキーチェーンは半分が人間、半分がアンドロイドを表していると言われています)

これらは些細ではありますが、それぞれのメンバーの"繋がり"を手助けするものです。

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韓国のドラマでゴブリン (邦題:トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜) というドラマがあります。*ネタバレを含みます。

その中に、ドクファという名前のキャラクター(BTOBのソンジェ演じる) が登場します。

ドラマの大半では、そのキャラクターは普通の人間に見えますが、エンディング近いシーンで彼は本当は神だったということが明かされます。

また、彼は周りの人間の手助けをしていたのです。

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そして、その秘密を明かした後、蝶へと変貌し去っていきます。

つまり私は、ゴウォンの loonaverse における"使者"という役割は、このドラマのような形になるのではないかと思うのです。

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X11Xをより掘り下げてみましょう。

X11X は Let Me In よりも前の出来事ではないかと思います。

冒頭、ゴウォンはトラックを追っていますね。

これを見てすぐに Let Me In での黄色いトラックのことを思い出したはずです。

X11X で、ハスルが車内にいるのかは不明ですが...。

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事実、Let Me In でハスルは助手席に座っています。

まるで、彼女はある目的地へと連れて行くよう、仕向けられているかのようです。

誰かが彼女のためにドアを開けたのです。

これ↓は Girl Front で登場したトラックと同じです。

また、そのトラックはチェリーが紙飛行機を投げる前に現れています。

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それ以外に、ゴウォンが走っているシーンではドリームキャッチャーが登場しますね。

Let Me In でドリームキャッチャーは正確には登場せず、羽のみ登場している、という意見もあります。

説明するのは難しいのですが、ドリームキャッチャーには羽がついており、大体のドリームキャッチャーには真ん中に宝石もついています。

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そして、ゴウォンが彼女自身のことを置いて歩いていくという、極めて重要なシーンが登場します。

それはまるで変容であり、コートを脱ぐシーンは繭を取り蝶へと進化していることを示しているかのようです。

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その後、音楽が鳴り始め、ゴウォンは壊れた飛行機を見つけます。

私が考えるに、壊れた飛行機が表すものは"失敗した任務"です。

そこでゴウォンは、新しい任務をこなさなければならないと悟ります。

今回の任務は、より有機的であり、より複雑なものです。

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飛行機の中で、ゴウォンは羽を見つけます。

何回も Let Me In を見返した結果、これは古いハスルの羽ではないかと考えつきました(私はこれを少年ハスルと呼びたいと思います)。

そこでゴウォンは、この任務を成功させるためには誰が必要なのか悟ります。


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まるで"蝶の使者"であるゴウォンは飛行機と鳥の"架け橋"の役を担っています。

蝶々を放ったシーン、それはハスルをここへと呼ぶためでした。

その結果、ハスルに続いて他のメンバーをも呼ぶ形となります。

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X11X は、fljúga eins og fiðrildi” という言葉で締めくくられます。

これは"蝶のように舞う"という意味です。

バタフライ・エフェクトがついに起こったのです。

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また、これは Sweet Crazy Love と繋がってると思われます。

↓飛行機、蝶、鳥、の順で映っています。

ジンソルのオッドアイは、もしかしたら未来を映せるのかもしれません...あるいは過去を映せる可能性もあります...。

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[Rosy] - 隠されたメッセージ

Let Me In の話へと移る前に、この大事な発見について共有したいと思います。

それは Rosy の歌詞について。

ヒジン,ゴウォン,オリビア へが歌っているのは知っていますね。

これはLOONAの生みの親、ジェイデンによって書かれた曲です。

そのため、何かヒントがあるのではないか、と思い探ってみたわけです。

そこで今回は2番の歌詞に焦点を当てていきたいと思います。

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私が最初に Rosy の繋がりを見つけたわけではありませんが、最初のパートの歌詞は love4eva の出来事を彷彿とさせます。

赤いバラを噛んで"その瞬間に生きる"。

これは若さ溢れるエデンからの脱出、というテーマを思い起こさせます。

皮肉なことに、これはゴウォンではなくオリビアによって歌われています。

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次のパートは Hi High を彷彿とさせます。

微笑むあなたの姿に、伸ばした手、ついに私は息を吸いリラックスできる。

これは瞬間的に、オリビアが飛ぶ前のイヴが微笑むシーンを思い起こさせました。

このパートはゴウォンが歌っています。

リビアではありません。

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最後は私が最も注視したい、ヒジンのラップパート。

それは X11X が Let Me In よりも前の出来事であるということを憶測から確信へと変えたものあり、それは確実に故意に計画的に練られたものです。

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(イバラの中を探し回り、そこであなたを見つけた。人は自分の手の中に光るものを留めておきたいもの。もう遅いから急がないと。迷ってあなたの道を失う前に、私の元に走ってきて。先に行ってるね。そして言っておく。今夜の最後には咲くだろうと。)

これは恐ろしく正確で、私が考えるにゴウォンがハスルを送ろうとしている、というメッセージを表してると思います。

ハスルへと語っているゴウォンの心情、として歌っていると捉えて読んでみてください。

 

イバラの中を探し回り、そこであなたを見つけた。

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人は自分の手の中に光るものを留めておきたいもの。

(담아は通常、バッグやバスケットに入れるという意味で使われます)

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もう遅いから急がないと。迷ってあなたの道を失う前に、私の元に走ってきて。

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先に行ってるね。そして言っておく。今夜の最後には咲くだろうと。

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この結果から、ゴウォンがアイスランドへと行き、ハスルへとメッセージを伝えた、と考えられるわけです。

ゴウォンは、ハスルは人間であるが意志力・自制力も持ち合わせていると知ったため、この任務に参加させようと思ったのかもしれません。

送粉者としてこの任務を"遂行"することは、つまり"咲かせる"ことでもあります。

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私はこれについて、もっと掘り下げられると思います。

言ったように、yyxyは1/3の世界(地球)に行き、彼女たちの旅の手助けをしたと考えられます。

ここ↓でヒジンが登場するのには理由があるとも思います。

たぶん、ヒジンとオリビアの"まだ語られていない物語"が次のティーザーで明かされるのではないでしょうか。

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[Let Me In] - 救出作戦

それらを念頭に置いた上で(特にRosy でのゴウォンのメッセージを)、最後に語りたいのは Let Me In についてです。

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ハスルがトラックでアイスランドに来た際、少年ハスルは目を開き"侵入者"の存在を確認します。


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ハスルは地に落ちているクリスタルを見つけ、それを集めカバンに入れます。

またそれは、誰かが故意に置いたようです。

前編でも触れましたが、クリスタルはロイヤルティ(王族・王権)を表しています。

もしかしたら、ゴウォンがエデンを去る際、そこからいくつか盗んできたのかもしれません。

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このクリスタルは壊れた飛行機へと導きます。

そして、ハスルはゴウォンのメッセージを受け取ります。

"飛行機は壊れた。任務は失敗してしまった"


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そしてハスルはゴウォンのクリスタルで、少年ハスルを殺します。

このシーンについては数々の考察や解析があります。

これはどういう意味なのか。これは誰なのか。

もう1人の自分なのか、彼女の心の中にいるものなのか。

この真意についてはわかりませんが、唯一私たちが知っているのは、ハスルは少年ハスルを殺さなければいけない、と思っていたことです。


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少年ハスルを撃つ直前、ハスルはフランス語で Je ne sais même pas où commencer (どこから始まりなのかわからない) と言います。

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それは、その場所へと導いた謎の力に対する短い祈りのように聞こえます。

"この方向に行ったら、何が待ち受けているの?行っても大丈夫なの?"

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またこの行動によって、メビウスを破ることができたハスルは"メンバーを探す"という任務をこなすことができるようになります。

私は今まで、なぜハスルがメンバーを探すことに固執しているのかわかりませんでしたが、これで理由が判明したかと思います。

↓彼女の力が届く限り、loonaverse を飛び回り、メンバー探しに尽力しました。


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エピローグ&その向こう

まだ語りたいことがあります。

それは ViViD の役割についてです。

ヒジンは最初のメンバーであり、他のメンバーの色はヒジンによって"急増"されました。

このシーン↓がありましたが、これは蝶の目線での世界の色の見え方、を表しているのではないかと思います。

あるいは...蜘蛛の見え方なのかもしれません...。


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これで、この素晴らしいスレッドの和訳は終わりです。

長い時間、読んで頂きありがとうございました。

 

XIIIX考察はこちら

LOONA - XIIIX考察 - 三度の飯より趣味積豊